🌹消失 Disappearance デサペアレンツ
出現 Appearance アペアレンツ🌹
私が57才ぐらいにアメリカ カリフォルニアにあるマウント・シャスタへ行ったときのことです。
シャスタは、広大な自然が本来の姿に近い形で保護されています。山、森、川、そして滝、湖が至るところにありますが、ヨセミテなどの国立公園と違い、良くも悪くもそこまで観光地化されていないため、トレイルではあまり人とすれ違うことがなく、トイレもないか、あっても水洗でないことも多いところです。ここにあるのは、北カリフォルニアの大自然。乾燥した砂漠のような岩場から、みずみずしい森林まで、表情豊かな地球の姿に出会えます。
当時は日本のWI-FI会社からPCをするためにWI-FIを借りて現地に持っていくことが主流でした。
現地コーディネーターの家に泊まりながら、シャスタの周りをあちこち車で散策していたある日のこと。
朝早くの出発であわててWI-FIをポシェットに入れて出発しました。
その日は、近くの泉に行って湧き水を汲み、公園に行って散策しました。公園の中には滝があり、観光客や地元の若者が大勢集まってきており、滝の上から滝壺にダイビングをしている若者もいました。
私達も滝の側で休憩をしました。
賑やかな笑い声とグループで来ている人達の楽しそうなおしゃべりがその空間を埋めていました。
そして、滝の水が落ちる水音と水しぶきが癒やし効果を高めていました。
5分ほど休憩しただけだったので私は立って休憩し、キャンディーを持っていたことを思い出し皆さんに振る舞って、自分の口にもぽいっと入れました。
その後、続きの散策をして帰り道のレストランに寄り夕方に宿泊施設に帰りつきました。
今日撮った写真などを整理したいとWI-FIを取り出して・・・。「あらっ!」充電器のコードが見つかりません。持っていった荷物の中にも、置いていった荷物の中にも一切無いのです。
散々探して「ひょっとしてお落とした?」と思い、コーディネーターに「明日のスケジュールの中で充電コードを探したいから今日行った場所をもう一度歩きたい。」と頼んでみましたが「予定は毎日組んであるので変更できないし、今日行ったところはかなり遠いので再度行く事は出来ない。」と断られてしまいました。
「んー、困ったー。」ほんとに困ったと心の底から悩みました。WI-FIコードは人から借りたものだし、人から借りたものを無くしたり、それを返さないなんてその時の私には考えられませんでした。
ちょっとだけ、「10cmぐらいのコードだし弁償すれば2000円ぐらいですむかもしれないけどな!」とも思いましたが、「いやいや、やっぱり人から借りたものだから絶対返したい!」この思いがとても強くてかなりの時間「どうしよう、どうしたら探しに行けるだろうか?」と頭の中はグルグルしていました。
とにもかくにも夜も遅くなったのでとりあえずベットに入りました。
天井を見上げて考えていると、突然「コードをこの場に戻したいか?」と神様の声がしました。
ソフィア・・「はい、是非戻したいです!」と強い意志で答えていました。
神様・・「では、私の言う通りにしてみるか?」
ソフィア・・「はい、します。」
神様・・「では、どこで落としたか今日歩いたところを全て詳細に探してみなさい。」
ソフィア・・「はい、分かりました。」と答えて、目をつむり朝早くから出かけたところを細かく全て思い浮かべ、どこに落としたかきょろきょろ探してみました。すると、
ソフィア・・「あったー!」ありました。
「滝の側で休憩したときに、ポシェットからキャンディーを出したときにコードも一緒に出てしまい、足下の土の上に落ちているコードを見つけました。それも金色にピカピカ光っています。」と、神様に報告すると。
神様・・「では、先ず消滅させなければ出現も出来ないから落ちてるコードを消してみよ。先ずコードを原子、分子にして、最後は素粒子まで小さくしなさい。」
ソフィア・・えっそんなことやったこと無いけど私に出来るかな?どうすれば素粒子に出来るだろうか?と悩んでいると。
神様・・「原子、分子になれ!そして素粒子まで小さくなれ!と念じるとコードの本体に空洞の穴がプツプツ出来てくる。もっともっと念じればやがて全体が空洞だらけになり消えるであろう。」と言われました。
ソフィア・・「なるほど・・。とにかく念じてみよう。」と、気合いを入れて念じ始めました。すると空洞はひとつ、ふたつと増えていきやがて全てが空洞になり、あんなにきれいにピカピカ光っていたコードは消えて無くなってしまいました。「やった!」と思い神様に「消えました!」と報告しました。
神様・・「では、次は出現させてなくては戻ってこないから出現させよう。どこに出現させたいか?」
そう聞かれてとっさに
ソフィア・・「開いてあるスーツケースの左側の下!」と元気に答えましたが、すぐ思いました、そんなところを指定したら私が早朝あわててコードをポシェットの中に入れたつもりで、ただまちがって落としてしまったように思われるよね。あまり適当な場所じゃ無いよね!と頭の中では言っていましたがすでに神様に言ってしまった以上変えられないよね!と思いなおしてそのままにしました。
神様・・「では、その場所にさっきやった作業とまったく反対の事をしなさい。」と言われるのでやってみました。
ソフィア・・「はい。」
素粒子を集めて分子、原子にして少しずつ形に戻し空洞のプツプツではなく物質化したプツプツをどんどん増やしていきました。
すると、本当にだんだんその形を確認出来るほどに復元してきたのです。私も自分がやりながらびっくりしていました。
全てやり終えて神様に
ソフィア・・「出来ました!」と、報告すると
神様・・「それで良い!」と、言い残して消えてしまわれました。
残された私は、本当かどうかすぐ見たいけど自分が信じられず考えあぐねた末に一端寝ることにしました。布団をかぶるといつもに無い大きな念力を使った為かすぐ眠りに落ちました。
朝5時半夢から覚めたようにスーと目が覚めました。始めはボーっとしていましたが、いきなり昨晩の神様からの修行伝授を思い出し、がばっと起き上がりました。
実は、一晩寝てもあの不思議な体験のことは自分でも信じられずにいました。しかし、とにかく確認してみようと思いスーツケースをそっと持ち、「エイ、ヤー!」と持ち上げました。
隣で寝ていたはずの友達も目を覚ましていたらしく
Aちゃん・・「あったー?」と声を掛けてくれました。
私は閉じていた目を開け、その辺りをくまなく見てみましたがそれらしいものは一切見つかりませんでした。「アー、やっぱり。」と思いながら
ソフィア・・「んー、無かったー。」と答えました。
Aちゃん・・「やぱりねー。」
ソフィア・・「ソウだよね。そんな都合の良い事にはなるわけないよね!」
そう言いながら、今日の朝も出発が早いからもう着替えを済ませてしまおーっと思いながらスーツケースの中のジーパンを取るために輪ゴムの入ったジッパー付きの透明ケースを左手でどかして、右手でジーパンを取り出した瞬間、
「えっ!えっ!あったー。」と思わず大きな声を出してしまいました。それも、その辺に落ちていたのでは無く、ジッパーの袋の中にポロッと入っているではありませんか。しかもジッパーはしまっています。これはすごい、「外に落ちてたんじゃないの?」なんて言われることは無い絶対信じざるおえない状態です。
それを聞いてた
Aちゃん・・「現れた瞬間を見たかったなー!」
すると、すかざず私の口を借りて神様が
神様・・「そのような考えの者がいる前では出現させない!」と言ったのです。
私も「全くその通り、疑う者の前では神聖な力を見せたくないよねー。」と心の底から思いました。こんな不思議を見せてくださったのは、私が心から神様を信じ、多くの人を救うお手伝いをさせるためなんじゃないかとつくずく思い知らされました。
こうして、私は消失と出現を神様から手ほどきしていただき不思議な体験をしました。
その後私は、消失と出現の練習をしています。その結果は又今度ね(^_-)
コードは無事日本に帰ってからWIーFIセットに入れて返すことが出来ました。
よかった、よかった。
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